「カップボード(背面収納)って、後から家具屋さんで買った方が安いんじゃない?」
家づくりの打ち合わせ中、私は正直そう思っていました。
でも実際に暮らしてみて分かったのは純正カップボードを選んで正解だったという事実。
2022年、我が家はタマホームの**「THEタマホーム」という商品で延べ床約30坪・本体価格約2200万円のマイホームを建築。キッチンはもちろん、背面収納もタカラスタンダードのホーロー製・純正カップボード**を採用しました。
この記事では、4年以上暮らして感じた
- 純正カップボードのメリット
- 実際の使い勝手
- towerマグネットシリーズ活用術
- 後付け家具と比較して感じたコスパの良さ
を、包み隠さずお伝えします。
カップボードを後付けにしなかった理由
家づくりの中で、カップボードは「後から買う派」と「純正派」で意見が分かれる設備のひとつ。
後付け派の主張はこうです。
- 家具屋やネット通販の方が安く買える
- 生活してから必要なサイズを決められる
- 引っ越し後にじっくり探す楽しみがある
たしかに価格だけ見れば、後付けの方が選択肢は多く、低予算のものも見つかります。
でも私はいろいろ調べてみて、「後付けだと意外なデメリットがある」と感じました。
後付けカップボードのデメリット
① 隙間や段差ができやすい
既製品はサイズが決まっているため、壁と家具の間に微妙な隙間ができがち。
その隙間にホコリやゴミが溜まり、掃除が面倒になります。
② 見た目の統一感が損なわれる
キッチン本体と素材や色が違うと、LDK全体のデザインに一体感がなくなります。
特にオープンキッチンの場合、背面収納は常に目に入る場所なので、違和感が大きいです。
③ 設置・搬入の手間
後付け家具は引っ越し後に搬入・組み立てが必要で、キッチン周りがすぐ使えないことも。
生活動線が落ち着くまで時間がかかります。
純正カップボードを選んで良かった理由
1. 図面に合わせたジャストサイズ
タマホームの純正カップボードは、家の設計図に合わせてミリ単位で作られるため、
壁や天井との間に無駄な隙間が一切ありません。
そのおかげで掃除の手間もゼロ。
2. 素材・色の完全統一
我が家はキッチンと同じタカラスタンダード製ホーローを選択。
扉の光沢や天板の質感まで揃うので、LDK全体がホテルのようにスッキリ見えます。
3. ホーローならではの耐久性
背面収納は、炊飯器の蒸気・ポットの熱・食品の重みなど、意外と過酷な環境。
ホーローは湿気や熱に強く、長く使っても反りや変色がありません。
4. 工事込みで入居日から使える
引き渡しと同時にカップボードが完成しているため、
入居初日から炊飯器や食器を収納でき、生活がスムーズに始まります。
実際の使い勝手レビュー
2年以上使って感じたメリットを挙げると──
- 掃除がラク:油やコーヒーの飛び散りも濡れ布巾で一拭き
- マグネットが使える:収納を自由に追加・移動可能
- 重い食器も安心:棚板が頑丈でたわまない
特に、マグネット対応は後付け家具ではなかなか手に入らない機能です。
towerマグネットシリーズで収納力アップ
ホーローの強みを最大限活かすため、我が家ではtowerシリーズを愛用中。
- ラップホルダー:調理台横に設置してワンアクションで使える
- キッチンペーパーホルダー:水ハネの少ない高さに配置
- マグネットフック:輪ゴムや計量スプーンを引っかけ収納
- 調味料ラック:よく使うスパイスをまとめて置く
これらは引っ越し後も配置を変えられるので、生活スタイルに合わせて進化する収納になります。
デザイン面の本音
本当は木目やアクセントカラーの扉に憧れていましたが、
オプション料金が予算オーバーだったため、最終的にグレー単色を選択。
結果的に落ち着いた色合いで飽きが来ず、長期的には正解でした。
コスパ住宅との相性が抜群
タマホームは本体価格を抑えつつ、標準仕様のレベルが高いのが魅力。
その分、背面収納などの使用頻度が高い場所に予算を回せるのは大きなメリットです。
後付けで安い家具を買って短期間で買い替えるよりも、
最初から耐久性の高い純正を入れた方が、長期的なコスパは圧倒的に上。
まとめ|純正カップボードは“日々の満足度”を底上げする
- 統一感のある空間が作れる
- 掃除・メンテが圧倒的にラク
- マグネット活用で収納が進化する
家は建てた瞬間よりも、暮らしが続く何十年をどう快適にするかが大切。
だからこそ、タマホームで建てるなら純正ホーローカップボードを強くおすすめします。

