最近よく耳にするオートミール。
穀物の一種ですが、トレーニングやダイエットをする人たちを中心に人気があります。実は、非常に優れた栄養をもつ健康食品なのです。
また、キャンプ飯として手軽に取り扱うことができるのがオートミールの魅力の一つです。
今回は、オートミールとはどんな食べ物か?オートミールと白米はどう違うのか?そして、手軽で食べやすい人気のレシピをご紹介します!
オートミールはシリアル食品の一種で、燕麦(別名:オーツ麦)を脱穀して調理しやすい状態にしたもののことです。
オートミールは全粒穀物に分類され、食物繊維やミネラルを非常に多く含んでいます。中でも食物繊維に関しては白米のおよそ6倍で、便秘の解消にも有効です。
そのほか、水溶性食物繊維のβ-グルカンが血糖値の急上昇を抑えたり、鉄やマグネシウム等のミネラル分がダイエットに最適であったりと、良いことづくし。
その分白米や玄米に比べてカロリーが高めで不安になるかもしれませんが、心配ご無用です。糖質量が少ないためGI値が低く、実は他の穀物に比べ太りにくいのです。
近年ではこの栄養素が認知され、早期から離乳食に用いる人も増えてきました。
オートミールとは、我々が想像していた以上に栄養満点の食材ということですね。
栄養成分 | 白米(150g) | オートミール(30g) |
エネルギー | 252kcal | 111kcal |
タンパク質 | 3.8g | 4.4g |
脂質 | 0.5g | 2.0g |
炭水化物 | 55.7g | 20.58g |
ビタミンB1 | 0.03mg | 0.11g |
ビタミンB6 | 0.03mg | 0.05mg |
カルシウム | 5mg | 15mg |
鉄分 | 0.2mg | 1.4mg |
食物繊維 | 0.5g | 3.3g |
GI値 | 88 | 55 |
参考:日食プレミアム ピュアオートミール
オートミールとは何か、その栄養を知ったところで実際に食べてみましょう!
日本で一般的に食べられているオートミールの種類は、“インスタントオーツ”か“クイックオーツ”です。
スーパーで販売されている商品のほとんどが、どちらかに分類されます。
そのまま食べると味気なくパサついており、慣れるまでが地獄…。
まずは水分でふやかし、おかゆ状にして食べるのが簡単かつおすすめの調理法です。
中でも人気のレシピをいくつかご紹介します!
フルーツ入りで栄養満点。朝食にぴったりのレシピです!
- お皿にオートミール30gを入れる。
- 水or牛乳を、60~80g入れる。
- 火が通るまで加熱したら出来上がり(電子レンジであれば500wで2分)
お好きなフルーツやはちみつをかけて召し上がってください。
おかゆにしては若干硬めに仕上がりますが、まるで普段の白米に近い食感となります。
甘くなく、昼食や夕食の置き換えにもおすすめのレシピです!
- オートミール30gに水50mlを回しかける。
- 全体に水がいきわたるように箸などで混ぜる。
- 火が通るまで加熱し(電子レンジ可)、最後に箸でほぐす。
- ふりかけや味付け海苔など、お好みの味付けで食べてください
納豆や卵と一緒に摂れば、たんぱく質も十分です。
今回は、オートミールとは何か、オートミールと白米の違いについてお話しました。
オートミールの魅力は、なんといっても栄養価の高さと簡単なレシピです。
調理がしやすく長続きできそうですね。
私自身もキャンプブームもあり、メスティンなどを使った色んなレシピを試してみたいと思います。
栄養満点のオートミール、ぜひ一度ご賞味ください。